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健康・子育て解決部屋
子どもの体・健康Q&A

 セカンドオピニオンという言葉。大病院を中心にセカンドオピニオン外来などもできて、かなり一般化してきました。
 

 直訳で「第二の意見」というほどの意味でしょうか。つまり、現在かかっている医師の診断や検査、治療などに十分納得できない場合、いつまでもそこに留まらず、他の医師の意見も聞いて自分の納得できる医療を選ぶための参考とすることです。

  「セカンドオピニオン」の名を冠した外来は、診療が目的ではなく、患者の症状・置かれた環境・不満を聞き、それにふさわしい情報を提供したり医療機関を紹介する場です。従って「相談」ですから、保険診療扱いにはなりません。しかし、悩みが大きいのなら、それだけの投資もやむを得ない場合もあるでしょう。
 というとちょっと敷居が高い印象ですが、もっと易しく考えてよいでしょう。ただ「これまでとは別の医療機関」を受診すればよいのです。それなら、「相談」ではなく「受診」ですから健康保険もききます。
 

 医者に任せっぱなしだった昔とは異なり、現在は患者側からいろいろな要望や発言、苦情も大っぴらに発せられる時代です。では、現代の患者さんは自由に発想しているかというと、そうでもありません。
 現に、患者さんや知人からの相談を聞いていて、「それほど疑問や不満・不審があるなら、なぜ他の医者にかかってみないの?」と思うことがよくあります。そう話すと、多くの相談者が「あ、そうか」という反応を示します。つまり、メディアなどでセカンドオピニオンという言葉が解説抜きで使われるようになっても、一人一人の人間は、病にとりつかれて悩み始めると視野が狭くなり、そういう選択肢もあることを忘れてしまうもののようです。無理もないことだとは思います。

 

 話をもどします。このコーナーに寄せられるご相談には、「医師にはかかっている。しかし、診断は伝えてくれるが、経過を見るだけ」「治療を受けているが、どうも疑問だ」というものが少なくありません。そんな中で、「現状に不満なら、他の医療機関にかかってみたら」という意味合いのお答えをするものがかなりあります。
 セカンドオピニオンを受ける。決して大げさに考えることはありません。違う医者なら別の見方や治療があるのではないか、そういう考え方で良いのです。
 

 日本人の美徳(?)として、ひいきにしている相手(かかりつけ医)をさしおいて他の相手とやりとりする(セカンドオピニオンを得る)のをためらう傾向があります。しかし、現代は医師の側も積極的にこの概念を受け入れています。いつも受診する患者さんが他にかかったからと気を悪くする医師はいないでしょう。
 患者さんにとって判断が難しいのは、セカンドオピニオンを受ける時に、前医に断ってからにするかどうかという点です。私は、どちらでも良いと考えています。一言断らなければ気まずいと思うのなら率直に気持ちを話して紹介状を書いてもらうのが、実は、一番理想的です。
 というのも、それまでに検査や治療を受けていた場合、その結果を持参しないと次の医療機関で同じことをくり返さねばならず、経済的にも時間的にも子どもの苦痛面でも無駄が多いからです。レントゲンなど放射線を使う検査をくり返すと、被曝が多くなるという実害も無視できません。検査や治療など、過去の蓄積が多いほど前医の紹介状は大切ですし、前医も決して書くのを渋ることはないはずです。それで気分を害する医師はむしろ受診し続けるに値しないと言っても過言ではありません。
 

 ただ、それでも言い出しにくいなら、重複の無駄には目をつぶり、いきなりセカンドオピニオンでも構わないでしょう。
 要するに、セカンドオピニオンという難しい言葉で考えなくても、「他の医者にも診てもらおう」という気持ちでよいのです。定評のある、あるいはインターネットなどの情報かで見つけた医療機関を、普通に受診すればよいのです。そうすれば、保険診療となります。

 最後に一つ。セカンドオピニオンの方が前医より正しいとは限りません。何カ所かかろうが、どれを信じるかの最終決定権と選んだことの責任が利用者にあることは言うまでもありませんね。

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