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健康・子育て解決部屋
子どもの体・健康Q&A

8歳の男の子です。歯並びが悪く、歯医者へ相談に行きました。矯正を進められましたが、その前に爪をかむくせを直さないと、いくら矯正してもまた歯並び悪くなると言われました。4月に言われましたが、やはりまだくせはなおりません。悲しくなります。どうやって癖をなおさせ、そして、早い時期に矯正してしまったほうがいいのか。そのほうが費用も安くすむのか。大人の歯が生えそろってから矯正したほうがいいのか。矯正は高いですし…お恥ずかしいですが、私も爪をかむ癖があり、親子でなおしたいものです。いいアドバイス お願いします。(氷見市 女性)

 爪かみは、「おとな」からすると忌むべき行為のようです。いわく、爪かみをする子の性格は、神経質、緊張しやすい、敏感などの特徴があり、情緒や社会性の未熟さがみられることが多い、またいわく、過剰な緊張、不安や不満など心理的要素が大きく、精神的緊張を和らげるために爪をかむ、などといった論じ方をされることが多いようです。

 思春期で、数人に一人は爪をかむ癖があるという話を聞いたことがあります。
 白状しますと、私も、中学から高校生頃まで爪をかんでいました。楽天家ではないまでも、上に並べたような情緒的に不安定・過敏な子でもなかったと思います。ヒマでぼんやりものを思っている時や本を読んでいる時でも、無意識のうちに爪をかじっていました。親からたしなめられることはよくありましたが、「不潔だし、みっともない」という理由だったように思います。一番上の兄もよくかんでいたので、その影響もあったように思います。
 いろいろなことが言われますが、ある心理学者の「ストレスや不安と関連づけられがちだが、社会に適応している成人でも見られることであり、心理的異常とは決めつけられない」という考えに私は共感します。
 客観的にみて明らかなストレスや不安要素を抱えている子どもでは専門家に相談した方が良いでしょうが、そうなれば、爪をかむかまないにかかわらずということになりますね。

 爪かみで起きる不都合は何でしょうか。
 爪がギザギザになる(第三者に癖を見破られる)。深爪になる。といったところが考えられますね。実は、あなたがかかっていらっしゃる歯科医師とは違った見解もあります。

 ある歯科医は「爪かみが原因で歯ならびや咬み合わせが悪くなることはない」と断言しています。私は歯科医ではなく多少無責任になりますが、個人的には後者が正しい見解だと思います。現に、私も兄も歯並びに問題はありません。逆に、わが子たちは特に爪をかむ癖はなかったのに、二人とも矯正歯科にかかっていました。
 

 もう一つ、「ばい菌が口に入る」というのも、爪かみを非難する時の大きな口実でしょう。しかし、常識的な生活の中で手を通じて病気を引き起こすような細菌はほとんどいません。一方で、「きれいだ」と信じ込んでいる食物で中毒を起こすことがあります。指を口に入れることが「不潔だ」というのは多分に心情的なものであり「病気を引き起こす不潔さ」とは別のものだと思います。
 
 「では、爪かみは放置していいのか」と言われたら、私は、「実害はない。しかし、やはり他人が見たら『未熟なやつだ』という先入観を植え付け、損をすることがあるかもしれないという問題はある」という点で、親がそれとなくたしなめ、思春期頃までには収まる方向へ導いてやればよいと考えます。


 

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